苗場で Radioheadを見るというのは、僕個人のちょっとした夢だったわけなんだけど
わりとまああっさりと実現してしまった。2003年、契約上の関係でモメて関係がこじれた
と聞いていたので、こりゃちょっと無理だなーと諦め気分だったわけで。

というわけで、前後の他のステージの気になるアーティストも見ない事にして、万難を
排して彼らのステージに臨んだわけです。ビールもスナック菓子も手の届くところに用意して。

2時間くらいやったはずなのに、なんというかあっという間でした。
一日中お天道様の下を歩き回った疲れた体に、あまりにも心地よい楽曲の数々。正直寝て
しまいそうな部分はありました。寝てしまっていたら、おそらく世界一贅沢な子守り唄に
なっていた事でしょう。

やはり一番グッと来たのは、「Planettelex」イントロが鳴った瞬間直立不動になったもんなー。
ギュワーンとギターが織り重鳴り、そこのトム・ヨークの繊細なボーカルが降りてくるとね。
大学時代にロックに冒され、ベンズを聴きまくった私としましては、落涙せざるを得なかった。

あと、苗場の山中に鳴った「Pyramid Song」「Nude」の流れはこれ以上なく美しく、この時の
気持ちを真空パックにして取っておきたいくらいでした。

聴きたかった曲も結構やってくれたなー。「Everything In Its Right Place 」「KID A」「15 Step」
「Karma Police」「Give Up the Ghost」あと「Myxomatosis」これは聴けると思わなかった
から嬉しかった。あまりの唐突な爆音に、ひっくり返りそうになった(笑)

そして最後は「Paranoid Android」もうねこれは、ギターによる殴る蹴るの暴行です。

一人暮らしの汚い部屋で、ブラウン管TVに映るMTVのいかれたアニメのPV。そこから感じた
最新型のロック音楽と狂気。そんな自分の90’sの記憶がオーバーラップしてきて、脳内で
グルグルして暴れだし、終演とともに脳の奥のほうに帰っていきました。さみしかった。

素晴らしいライブでした。現時点での最新型のロック音楽を、フジロックで見る事が出来ました。