10回目を迎える僕らための僕らのイベントGenerator! クールな選曲と熱いパフォーマンスで、熊本のロックシーンをレペゼンしつづける われわれDJ陣を紹介していきます!

Mckosuke

今回はDJ MCkosuke 誰だ? 俺だ! そんな俺のプロフィール、チェックしとけ。

 

2038年夏。実衣子は苛立っていた。

あまりにもつまらない会社の飲み会。その二次会のカラオケの雰囲気に耐えられず「親戚のおじさんの容態が急変!大変!帰ります><」 という、今年4回目の釣りバカ浜ちゃんメソッドを使い、行きつけのバーに逃げ出したのだった。

あの子が歌ってたMay.J のカバーの曲は誰のカバーのカバーだったんだろう?そんなことを考えては、自分自身が思考停止する。その状況にたまらなく苛つく。

山崎洋一郎が田舎暮らし 隠遁生活マガジンを立ち上げ、渋谷陽一が死にかけつつも東京都知事になって、数年が経つ。一軒目に行ったRockbar Days、そして今居るmaroon。ここらで流れるだいぶ昔の音楽はこんなにも衝動的でかっこいいのに、なんでこの時代の音楽はこんなにもつまらないんだろう?そして私まで止まっちゃってるんだろう? レニー・クラヴィッツに言われるまでも無く、ROCKは死んだんじゃないの?石垣さん、もっと強い酒をちょうだいよ。

そんな実衣子に、バーカウンターの左端からものすごい勢いでバーボンのグラスが滑ってきて、置いてあったFunkadelic の Maggot BrainのCDジャケットにヒット、宙を舞った褐色の液体はもれなく実衣子に降りかかった。

「なっ!何をするだァーッ!ゆるさんッ!」

 思わず、昔の漫画のセリフが出てしまった実衣子に、バーボンの送り主であろう中年小太りのおっさんが言い放つ。

「その衝動を再起動しちゃいなよ?自分の中でジェネレイトしちゃいなよ?」

あっけにとられる実衣子、そして続けざまに体を揺らしながら、こんなふうに続けた。

「おれ? おれの名前はGenerator No.9 DJ MCkosuke インダハウス ロックとともに死んだはず」